寒梅酒造
の理念

Concept

寒梅酒造は伝統を、技を、
新たな酒造りに紡いでいきます。

「究極の普通」を目指す、小さな酒造り

私達が目指すのはわかりやすい特徴のあるお酒ではありません。幅広いお客様に、純粋に美味しいと感じていただけるような良い意味で「普通」のお酒です。そのような真にバランスのとれたお酒をつくることは簡単ではありませんが、小さい酒蔵ならではの目の行き届いた酒造りで実現していきます。

約200年の伝統を持つ寒梅酒造

創業は、文政4年(1821年)。
「寒梅」の由来は 漢詩の一節「魁春開雪中」となります。

「魁春開雪中(ハルニサキガケテセッチュウニヒラク)」

訳文:雪中に咲く「寒梅」は万花のさきがけをなすもので先取であり先駆者である。また毅然として清楚、意志が強く忍耐強い気品に満ちた花なのだ。

この精神を柱に、豊かな食文化の創造を求めて着実なる歩みを続けさせていただいております。

仕込み水・お米

寒梅酒造での酒造りに使われる仕込み水は、足利政氏を開祖とする「甘棠院(かんとういん)」の井戸水で、仕込み時期は毎日汲みに行きます。きれいで酒質に適した「中軟水」の優しいお水です。お米は、埼玉県の蔵元として県内産にこだわり、埼玉県オリジナルの酒造好適米「さけ武蔵」を中心に使用。その他にも新しい試みとして、酒に使われる酒米ではなく、埼玉県の食用米「彩のかがやき」を使った「吟醸づくり」にも取り組んでいます。

手間を惜しまない麹造り

寒梅酒造では、酒造りに必要な「米麹」をつくるにあたり、小蓋(こぶた)麹法と箱麹法とを使い分けて製造しています。箱麹法は一般的な製造法として知られていますが、小蓋麹法は精米歩合が低い(米の磨きが多い)大吟醸のようなお酒以外では通常選ばれない製法です。麹菌を振って蒸したお米を小さな蓋(木箱)に小分けにして管理するので、温度や乾燥の具合を微調整することができます。特殊な作業も増え、作業量も多くなるので非常に手間がかかりますが、目指す酒質に必要な麹造りのため、古くから伝わるこの製法を積極的に取り入れています。